戸建と区分のリフォームの違い|初心者が両方経験して感じたこと
戸建と区分、初心者はどちらが始めやすい?
戸建と区分をほぼ同じ時期に購入し、リフォームを進めました。
どちらも初めての経験だったので毎日が手探りでしたが、実際に両方を経験したからこそ、それぞれの特徴や違いを肌で感じることができました。
今回は、区分マンションのリフォームについてお話しします。
区分を購入した経緯
購入した区分マンションは、売主さんが売却を急いでおり、仲介業者からとても魅力的な価格で紹介していただきました。
ただ、売主さんは他社にも売却の相談をしていたため、「購入したい」と伝えてから何段階か価格が上がることに。
それでも最終的には買取再販業者が購入するような価格帯で購入することができました。
リフォーム内容
一番大きな工事は、リビング続きの3畳和室です。
畳のままだと空間が分断され、少し使いづらい印象だったため、工務店にお願いしてフローリングへ変更し、不要な間仕切りも撤去してもらいました。
その他、
- クロス張替え
- 照明交換
- 残置物撤去
- 清掃
などは自分で施工。
一方で、
- 間取り変更
- ベランダドアの修理
- 洗面化粧台交換
- キッチンの水漏れ修理
など、専門知識が必要な部分は工務店へ依頼しました。
工事期間は約1か月半。
DIYも含めると、現場には約半年通いました。
費用は、
- 業者施工:約70万円
- DIY:約80万円
合計約150万円のリフォームとなりました。
一番印象に残った出来事
区分マンションで最初に驚いたのは、工事前に両隣と上下階のお宅へ工事承諾のお願いに伺ったことです。
時間帯によってはなかなかお会いできない方もいて、「了承していただけるかな」と少し緊張していました。
しかし実際は、築古マンションということもあり、「お互い様だから大丈夫ですよ。」と快く承諾してくださる方ばかり。
さらに驚いたのは、真上にお住まいの方が、
「リフォーム、大変でしょう。」
と、冷えたペットボトルのお茶を差し入れてくださったことです。
工事でご迷惑をお掛けする立場なのに、こんなに温かく接していただいたのは初めてでした。
築古マンションというと古い建物をイメージしがちですが、このマンションは長年住まわれている方が多く、皆さんとても品があり、優しく接してくださいました。
今でも印象に残っている出来事です。
戸建との違い
実際にリフォームをしてみると、戸建とはかなり勝手が違いました。
| 比較項目 | 区分マンション | 戸建 |
| 騒音 | 平日日中のみなど制限があり、近隣への配慮が必要 | 比較的自由に作業しやすい |
| 搬出・搬入 | エレベーターや共用部を使うため傷への配慮が必要 | 玄関から直接搬入できることが多い |
| 駐車場 | コインパーキング利用が多く、荷物運びが大変 | 敷地内に停められることが多い |
| DIYの自由度 | 管理規約や騒音を考慮し制限が多い | 自由度が高く作業しやすい |
| 水回り・配管 | 他の住戸へ影響する可能性があるため慎重 | 比較的自由に工事しやすい |
| 相場の調べやすさ | 同条件の物件が多く比較しやすい | 一軒ごとの差が大きく比較しづらい |
| ランニングコスト | 管理費・修繕積立金が毎月必要 | 基本的には自分で修繕費を積み立てる |
搬入・搬出
5階だったため、すべてエレベーターを利用。
資材や工具を運ぶたびに共用部へ傷を付けないよう細心の注意が必要でした。
駐車場
敷地内駐車場が使えなかったため、毎回コインパーキング探しからスタート。
荷物が多い日は、駐車場所だけでも一苦労でした。
騒音
作業できるのは基本的に平日日中。
クロスを剥がすだけでも音が響いていないか気になり、終始ヒヤヒヤしていました。
一方で、大工さんは必要な工程ではしっかり作業されていたので、「ここはプロに任せる部分なんだ」と安心した場面もありました。
DIYで戸建のように思い切って釘打ちをするような作業は、とてもできないと感じました。
作業そのものは比較的楽
一方で、戸建より楽だった点もあります。
マンションは天井高が限られているため、高所作業が少なく、クロスや照明交換などは体力的な負担が少なく感じました。
ただし、万が一配管などでトラブルを起こすと他の住戸にも影響する可能性があります。
そのため、水回りや設備関係は無理をせず、すべて専門業者へお願いしました。
初心者だからこそ感じたこと
区分マンションは同じ建物や近隣に比較できる物件が多いため、
- 購入価格
- 家賃相場
- リフォーム内容
などを比較しやすく、不動産投資初心者にとっては非常に勉強しやすい環境だと感じました。
その一方で、
- 管理規約
- 工事ルール
- 共用部分への配慮
- 管理費・修繕積立金
など、戸建にはないルールや固定費もあります。
毎月かかる費用だからこそ、購入前から長期的な運用計画を立てておくことが大切です。
まとめ
私は戸建も区分も経験しましたが、初心者がリフォームや相場感を学ぶ入口としては、区分マンションはとても良い教材でした。
比較できる物件が多く、市場価格や家賃相場を学びやすい一方で、近隣への配慮や管理規約など、戸建とはまったく違う気遣いが必要になることも実感しました。
どちらにもメリット・デメリットがありますが、実際に経験してみて初めて見えてくる学びは想像以上に多いものです。
だからこそ、これから不動産投資を始める方には、「どちらが正解か」ではなく、「それぞれの特徴を知ったうえで自分に合う選択をすること」が一番大切だと感じています。