管理会社から一本の電話がありました。

「入居者さんが犬のブリーダーをやりたいそうです。」

断ることは簡単。

でも、私はできるだけ人の夢は応援したい。

とはいえ、住宅街の戸建てでブリーダーとなると、近隣への影響も大きそう。

これは簡単に「いいですよ」と言える話ではありません。

大家モード、発動

電話を切ってから約1時間。

本気で調べ始めました。

ブリーダーになるために必要なこと。

第一種動物取扱業の登録。

事業として成り立つのか。

住宅街で運営するなら、防音対策や臭気対策はどうするのか。

資金計画は問題ないのか。

創業融資を受ける時のように、

「まずは事業計画書を提出してもらおう。」

そんな結論に至りました。

確認したい内容も次々と思い浮かびます。

・飼育予定犬種
・親犬の頭数
・年間出産予定回数
・最大飼育頭数
・防音・臭気対策
・廃棄物処理方法
・来客頻度
・駐車場利用計画
・提携動物病院
・第一種動物取扱業登録予定
・資金計画 など。

人の夢は応援したい。

でも、大家として近隣住民や物件も守らなければいけない。

そんなことを考えながら、管理会社へ長文メールを送りました。

メールだけでは堅すぎる…

メールを送り終えたあと、

「文章だけだと堅すぎたかな。」

と思い、すぐ担当者さんへ電話。

補足しながら説明していたのですが…

なんだか話が噛み合いません。

「あれ?」

「ん?」

詳しく確認してみると…

前提が違いました(笑)

ブリーダーになりたいのは、入居者さんではありませんでした。

募集中の物件を内見した方のお話だったのです。

しかも、クレジットカードの支払い遅延などで、家賃保証会社の審査にも通らない可能性が高いとのこと。

つまり、ブリーダーを許可するかどうか以前に、入居審査の段階のお話でした😂

1時間、脳みそフル回転

1時間調べて、

渾身のメールを書いて、

「堅すぎるかな」と電話でフォローまでして、

最後に分かったのは…

前提が全部違っていました(笑)

でも、この1時間は無駄ではありませんでした。

創業融資を受ける立場では何度も事業計画書を書いてきましたが、今回は「大家として審査する側」の視点で考えることができました。

夢を応援したい気持ち。

でも、近隣への配慮や事業の継続性、物件を守る責任もある。

大家って、家を貸すだけじゃないんだなと改めて実感した出来事でした。

…とはいえ。

あの1時間、本気で頭を使ったんだけどなぁ🤣