初めて区分マンションを購入したとき、どの工務店へ依頼するか悩みました。

最初に依頼したのは、別物件を管理していた不動産会社です。

不動産全般だけでなくリフォーム工事もされているとのことで、その会社へ相談することにしました。

それから複数の物件を経験してきましたが、私は今でも相見積もりをほとんど取りません。

今回は、その理由と工務店選びで大切にしていることを書いてみます。

私が相見積もりをほとんど取らない理由

工事を依頼するとき、複数の会社から見積もりを取り、金額や内容を比較する方法があります。

もちろん、それも一つの方法です。

ただ、私はあまり相見積もりを取りません。

「この会社にお願いしたい。」

そう思えたら、まずその1社に見積もりを依頼します。

そして自分でも相場を調べ、金額や工事内容が大きくかけ離れていなければ、そのままお願いすることがほとんどです。

これまで購入した物件も、基本的にはこの方法で進めてきました。

見積もりは無料でも、作る側にはコストがかかっている

見積もりを作るには、まず現地調査があります。

担当者が現場へ来て採寸し、工事内容を確認。

必要な材料や設備を選び、職人さんの手配まで考えた上で、ようやく一枚の見積書が完成します。

見積もりが無料だったとしても、作る側には時間と労力がかかっています。

だから私は、見積もりをお願いするときに、

「私は相見積もりが苦手なので、よほど相場とかけ離れていなければお願いするつもりです。」

と伝えるようにしています。

もちろん、見積もりを取ったからといって必ず契約しなければならないわけではありません。

ただ私は、最初からお願いする可能性が低い会社にまで見積もりを依頼するより、お願いしたいと思える会社を探すことに時間を使いたいと思っています。

もちろん失敗したこともあります

この方法で、失敗したことがないわけではありません。

ある工事では、その工務店だけでは対応できず、水道工事だけ別の業者へ外注していました。

結果として、

・水道工事だけ相場より高かった
・外注先との調整で工事が予定より遅れた

ということがありました。

当時はまだ見積書を読む力がなく、そのままお願いしてしまいました。

今なら、

「この水道工事だけ別の業者へお願いした方が、安くて早いかもしれない。」

という判断もできたと思います。

相見積もりを取らないからこそ、見積書を読む力と相場感は必要です。

相場はどう調べる?

初心者の頃は、工事費用が高いのか安いのか全く分かりませんでした。

今は主に、

・Google検索
・くらしのマーケット

などを参考に、おおよその相場感を調べています。

もちろん、建物の状態や地域、工事内容によって価格は変わります。

そのため、ネットで出てくる金額だけで「高い・安い」と決めることはできません。

それでも、

「この工事なら大体これくらいなのかな。」

という目安を持っておくだけでも、見積書を見るときの判断材料になります。

私が工務店を選ぶ基準

価格だけで工務店を選ぶことはありません。

私が特に大切にしているのは、次の3つです。

① 口コミ

工事の仕上がりだけでなく、施工後の対応についても確認します。

「工事が終わった後も安心して相談できる会社か。」

そこを見ています。

② 社長さんの人柄

少し感覚的ですが、社長さんの雰囲気や話し方、誠実さはとても大切にしています。

冗談で「人相(笑)」と言っていますが、それくらい第一印象も参考にしています。

長く付き合う相手だからこそ、信頼できる方にお願いしたいと思っています。

③ 説明が分かりやすいこと

専門用語ばかりではなく、こちらにも分かるように説明してくださる会社は安心できます。

質問したときに、

「なぜこの工事が必要なのか」
「どんな方法で直すのか」

を説明してもらえることも大切にしています。

支払いはできるだけ早く

私は請求書が届いたら、できるだけ早く振り込み、入金完了の連絡もするようにしています。

早いときは5分以内です(笑)。

すると、とても驚かれます。

業者さんはすでに材料を購入し、職人さんへの支払いも発生しています。

入金確認や催促にも手間がかかります。

私は、その手間や心配を少しでも減らしたいと思っています。

もちろん自己満足かもしれません。

でも、その積み重ねが、

「また仕事をしたい相手」

と思ってもらえることにつながれば嬉しい。

そして私自身も、困ったときに相談しやすい関係を作ることができます。

工事が始まるまで意外と時間がかかる

見積もりが完成しても、すぐ工事が始まるとは限りません。

大工さん、水道屋さん、電気屋さんなど、それぞれ専門の職人さんがいるため、日程調整が必要になります。

そのため、

「大工工事は今月、水道工事は来月」

ということもあります。

私自身、依頼してから着工まで時間がかかった経験があります。

だから物件を購入したら、工務店探しや見積もりはできるだけ早めに動くようにしています。

リフォームが終わらなければ、入居者募集も本格的に進められません。

工事費だけではなく、完成までにかかる時間も考えておくことが大切です。

まとめ|安い会社より、またお願いしたい会社

私は相見積もりを否定しているわけではありません。

初めて依頼する工事で相場が全く分からない場合など、複数社を比較した方が安心できることもあると思います。

ただ私自身は、

「一緒に仕事をしたい。」

と思える会社と出会えたら、そのご縁を大切にしたいと考えています。

そのためにも、見積書を読む力と相場感は必要です。

相見積もりを取らないというのは、金額を確認しないということではありません。

自分でも相場を調べ、工事内容を確認した上で、信頼できる会社にお願いする。

これが今の私のやり方です。

工事は建物を直す仕事ですが、信頼関係はお金では買えません。

何度も物件を直していく大家にとって、安心して相談できる工務店との関係も、大切な資産だと思っています。